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この記事ではこんな疑問にお答えします。
『ニオイがある羽毛布団の対処法』
『ニオイが「ある」羽毛布団と「ない」羽毛布団の違い』
お答えするのは
ふとん屋歴10年のベテランぬっく~です。
目次
ニオイがある羽毛布団の対処法
羽毛布団のニオイでお悩みの方へ、
結論を先にいいますと、どんな良い羽毛布団でもニオイを完全になくすことはできません。
完全になくしてしまうと、羽毛布団の本来の能力を殺すことになるから、完全になくしてはいけません。
でも臭くて眠れないような強いニオイは困ってしまいますよね。
そんなお悩みの解決方法をご紹介します。
ニオイをやわらげるおすすめの方法は2つ
日陰で風通しの良いところで干してみる。
乾燥した日に風をあてる。
こうすることでニオイはしにくくなります。
特に新品の羽毛布団はニオイを感じやすいですが、普通に使っていればニオイはだんだんとやわらいでいきます。
また梅雨時から夏場あたりの、高温多湿の時期はニオイを強く感じやすくなります。
妊娠中などニオイに敏感になる時期も感じやすい傾向があります。
「風通しのよい場所にいくら干しても臭う」「ずっと使っていてもニオイが強く感じる」そんな方は、ニオイにかなり敏感な方かとになります。
「ニオイに敏感ではない。普通だよ」という方がニオイがずっと気になる場合は、
残念ながら…
かなり粗悪な羽毛布団を買ってしまった可能性が高いです。
酷い羽毛布団になるといくら干したり、使っていてもニオイが消えないことがあります。
ニオイが「ある」羽毛布団と「ない」羽毛布団の違い
ダウンのニオイが強く感じる羽毛布団とあまり感じない羽毛布団。
その違いはダウンの質が大きく影響しています。
主な要因として考えられるのは3つ+αです。
・ダウンの種類
・ダウンの洗浄
・鳥の飼育環境
+α 羽毛布団の生地
ダウンの種類
羽毛布団に使われているダウンの鳥の種類はダック(アヒル)とグース(ガチョウ)の
どちらかが使われています。
ダックとグースは同じ水鳥ですが、食べるエサが少し違います。
ダックは雑食なので、野菜も食べれば、魚・肉も食べます。
それに対し、グースはベジタリアン。エサは野菜が中心です。
そのエサの違いが鳥の臭いの強さに関係しています。
一般的に野菜しか食べないグースのほうが、ニオイが少なく、
何でも食べるダックのほうがニオイが強いです。
ミルクしか飲まない、生後間もなくの赤ちゃんのうんちがあまり臭くないのに対し、
色んなものを食べるようになった赤ちゃんのうんちが急に臭くなるのと同じです。
基本的にグースの方がニオイが少なく、ダックの方がニオイが強い。
ダウンの洗浄
ダウンは羽毛布団に詰める前に、「洗浄」といって採取されたダウンを洗ってキレイにします。
ダウンの臭いの大きな原因は、残されている油脂分によるものだと考えられます。
洗浄することによって、余分な油脂分や粉塵を取り除きます。
この洗浄があまいとニオイが強くのこる原因になります。
日本羽毛製品協同組合の基準では、ダウンを洗浄した水の透明度が通常500mm以上必要とされています。
品質の良い羽毛布団では、ダウンの洗浄度は1000mm以上のものも多くあります。
注意点として洗浄度1000mm以上のダウンでも無臭ではありません。
無臭にするためダウンの油脂分を全部取り除いてしまうと、羽毛布団ほんらいの良さである、保温力が失われてしまいます。
またダウンの質が悪いと、どんなにたくさん洗浄してもニオイが強く残る場合もあります。
ダウンが飼育された環境
先ほどの洗浄の最後にも少し触れましたが、ダウンの質が悪いとニオイが強いことが多いです。
ダウンの質は鳥が飼育された環境が大きく左右されます。
鳥は主に食肉用として農場で育てられます。
鳥も設備の整ったストレスのない環境、よい食材を与えられて飼育されたほうが高品質のダウンが採取され、ニオイも少なくなります。
例えば「大切にしてくれるご主人様のもと、きちんとしたエサを与えられ、こまめにお風呂に入り快適な環境で育てられたペットのワンちゃん」と、
「野犬で雨風をしのぐ場所も食べるものも十分にない、劣悪な環境で育ったワンちゃん」ではニオイや毛並みが全然違うのは当然ですよね。
話は少しそれますが、良い環境を与えるにはコストもかかってきます。
羽毛布団のわかりにくい価格の違いの1つとして、こういった見えない背景の違いが影響しています。
+α 羽毛布団の生地の通気性
羽毛布団のニオイを感じる原因はダウンだけではなく、羽毛布団の生地によっても感じ方が違います。
綿の生地は通気性が良いため、ニオイを感じやすく、ポリエステルの生地は通気性が少ないためニオイを感じにくくなります。
そのため、通気性の良い綿の生地にはニオイの少ない高品質なダウンが使われていることが多く、ニオイが強い安価なダウンほ通気性の少ないポリエステルの割合が多い生地が使われていることが多いです。
ポリエステル100%の生地でニオイをかなり感じるような羽毛布団は、良い羽毛布団とはいえません。
臭くない羽毛布団と臭い羽毛布団違いまとめ
ダウンのニオイが強く感じる羽毛布団とあまり感じない羽毛布団。
その違いの主な要因として考えられるのは3つ+αです。
・ダウンの種類
基本的にダックダウンの方がニオイが強く、グースダウンの方がニオイは少ない。
・ダウンの洗浄
ダウンの洗浄があまいとニオイが強くなる。
・鳥の飼育環境
鳥の飼育環境でダウンの質が違う。ダウンの質でニオイの強さが変わる
+α 羽毛布団の生地
通気性の良い生地ほどニオイが出やすいから、高品質のダウンが使われていることが多い。
ポリエステル100%の生地でニオイをかなり感じるような羽毛布団は、良い羽毛布団とはいえない。
強いニオイをやわらげるおすすめの方法
干したり風をあてることでニオイは少なくなっていく
使っているうちにニオイは弱くなっていく
ずっとニオイが強い場合は、よほどニオイに敏感な方か、羽毛布団が粗悪な品。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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